はやり目に注意!!|広島の眼科【ソレイユ眼科】

はやり目に注意!!

ソレイユ眼科・矯正歯科の安本です。
今回は、この時期に注意して頂きたい『はやり目(ウイルス性急性結膜炎)』
についてご紹介したいと思います。

○急性結膜炎ってどんな症状?
・結膜が赤くなる(充血する)
・目やにや涙が増える
・かゆみ
・まぶたが腫れる
・発熱(まれに)

○急性結膜炎はなぜおこるの?
細菌・ウイルス・カビなどの微生物、紫外線、ほこり、ごみ、
摩擦などの物理的刺激、酸・アルカリなどの化学的刺激、花粉などによる
アレルギ―反応などによって結膜に炎症が起こります。

このうち短期間に集団的に発生する急性結膜炎がいわゆる
『はやり目』と言われます。
これは、ウイルスによるものが最も多く、患者の目からの
分泌物がもとで感染し、伝染性も非常に強いため感染予防がとても大切です。

○ウイルス性急性結膜炎の種類と症状

・はやり目(流行性角結膜炎)
まぶたの裏側のブツブツや充血、まぶたの腫れ、流涙などの症状が激しく現れます。
感染してから7~14日で発病します。

・プール熱(咽頭結膜熱)
プールで感染することがあり、プール熱とも呼ばれます。結膜にブツブツができて、咽頭炎による発熱を起こします。
感染してから5~7日で発病します。

・急性出血性結膜炎
感染してから1~2日後に突然眼球結膜に出血を起こし、ゴロゴロ感、充血、まぶしさなどがあらわれ、結膜にブツブツができます。

 

○感染予防対策6箇条

・手を流水やせっけんでよく洗う
・休養をとって体力をおとさない
・人ごみに出かけない
・学校、幼稚園、保育園は医師の許可があるまで休む
・医師の許可があるまでプールに入らない
・患者のタオル、洗面用具などは家族のものと別にする

年中注意が必要な病気ですが、暑くなり、プールが始まる
この季節に特に注意が必要となります!!

ウイルス性結膜炎は症状が治まってきたころに、
黒目(角膜)の表面に小さな点状の濁りが出てくることがあります。
このときに治療をやめてしまうと、黒目が濁って
視力が落ちてくることがありますので、治ったかなと思っても
医師がいいと言うまで点眼などの治療を続けるようにしましょう。

どの病気もですが、早期発見、早期治療がとても大事ですので
異常を感じたら早急に受診をおすすめ致します。

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